2017年6月28日水曜日

6月23日(金)文化講演会

6月23日(金)学校法人 聖心女子学院 理事長のシスター宇野三惠子 をお迎えし “人生は聖なる旅~「きくこと」と「こたえること」” という演題で、今年度第1回目の文化講演会が行われました。
シスター宇野 三惠子
  最初に仏具のリンの音を聴かせてくださり「聞く」ことと「聴く」ことの違いを体験しました。人間の存在は「呼びかけられ、応える存在」であること、人の間にあって、人は人になっていくこと、人は人とかかわりながら生きていくこと、人との出会いの大切さについて、シスターご自身の豊かな人生経験を含めて話してくださいました。

 私たちは関わりを通して成長しながら、喜びや苦しみの体験を積み重ねていく中で、私自身の固有の人生を作っていく、だれにでも、喜びの体験も苦しみの体験もあることに触れ、私たちは自分たちが遭遇する問題を解決することではなく、その問題を生きることを通して人生の意味と命の神秘を見出すことができるということ、そういう人生の旅路の中にあって、神さまは、苦しみの時にも、絶対に一緒に歩んでくださることを、シスターの説得力のあるお話しから、理解することができました。
 人とかかわることなくして生きていくことはできない私たちが、よきかかわりを築いていくことができるように、特に「かかわり」の原型である幼稚園や保育園で、子どもたちとかかわる仕事につく保育科生にとって、大切なお話しを聴き、心に留めていきたいと思いました。
学生が代表して、ご挨拶いたしました。